公立高校入試レベルの現代文の学習は、基本をおさえることが何よりも大切です。
基本とは、次の3点です。
1. ことばの力を身につける
文章の内容を理解するためには、ことばの力(語彙力)をつける必要があります。
具体的には、次のようにするとよいでしょう。
①漢字問題集の漢字の意味を辞書で調べ書きこんでおき、何度も読んで覚える。
②教科書や問題集の文章に出てきた意味の分からないことばを辞書で調べ覚える。
2. 文章を正確に読めるようにする。
文章そのものをしっかり読めるようにするには、次のような学習が大切です。
②文章の音読をくり返し、読みとばしや読み間違いをなくす。
③時間を計って何度も文章を読み、スピードをつける。
3. 設問が何を尋ねているのかを必ず確認する。
読解問題には、「どういうことなのか」を説明する「言いかえ説明」と「なぜか」を説明する「理由説明」のほぼ二種類しかありません。
そして、このどちらの問題も、本文中に答えやヒントが書いてあるのがふつうです。
ですから、たとえば、選択肢を選ぶ問題ならば、「言いかえ説明の部分」や「理由説明の部分」を本文中から探し、その部分と同じ意味の選択肢を選べばよいのです。
つまり、設問が尋ねていることが書いてあるところを文章中から探し出せれば正解できるというわけです。
もっと細かい解法や公立高校レベル以上の私立高校や国立高校などの対策は、大学入試の学習法とほとんど違いがありません。
そちらもぜひ参考にしてください。